フロントウインカー ポジション化
用意するもの
・10mmレンチ×2
・電工ペンチ
・検電テスター
・分岐タップ
・配線コード(長さ 30cm前後)
・ギボシ端子(メス)×2
・ギボシ端子用絶縁スリーブ×2
・汎用ウインカー(W球)×2
注目!
フロントウインカーをポジション化します。
フロントウインカーに、新たにポジションランプとしての機能を加えることで、周囲からの視認性の向上を図ります。

ウインカーをポジション化する方法は、複数考えられますが、今回は一番安易にポジション化出来る方法を選択しました。すなわちウインカー自体を、単純にW球のものに交換してしまう方法です。ただし、この方法には一つ大きな欠点があり、ウインカー本来の目的である「方向指示器」としての機能が著しく低下します。どうかご注意を‥。
今回取り付ける、W球のウインカー(POSH製)です。

今までいろんなタイプ(形状)のウインカーを取り付けてきましたが、やはりBanditには砲弾型のものが1番似合うと思い、写真のものを選択しました。

W球のウインカーを機能させるためには、ポジション球のための電源が新たに必要となります。Bandit(GJ77A)には元々ポジション球が存在していないので、電源となる箇所を検電テスターによって検出する必要があります。
まず最初に、ヘッドライトハウジングからヘッドライトユニットを取り外します。
ヘッドライトユニットの取り外し方は、ヘッドライトバルブ交換のページを参照してください。

今回はハウジングの中にある、メーターパネルへと接続されているコード群から電源をとることにします。ハウジング内の左手にある、青いコネクターによって接続されているコード群を辿っていくと、メーターパネルへとすぐにぶつかるので、判別はしやすいはずです。

青いコネクターを取り外し、バッテリー側から伸びているコネクターから、キーがONの状態で電通しているコードを探し出します。今回は写真の矢印の先にあるコードをポジション球の電源元に選びました。
分岐タップに予め配線コード(20cm〜40cmほど)を接続しておき、且つコードの両端にはギボシ端子のメス及び絶縁スリーブを取り付けておきます。

上段の作業で電通のあったコードに、分岐タップを取り付けます。
分岐タップの接続は、しっかりとタップのフック部分が固定されるまで、力を加えるようにしましょう。
車体(ウインカーステー)から、現在装着しているウインカーを取り外します。工具には、10mmのレンチ(×2)を使用してください。

新しい、W球のウインカーをステーに仮どめします。ここでは、まだ仮どめの段階なので、特に工具等を使用する必要はありません。
ウインカーの仮どめが終われば、ウインカーから伸びている配線コードの内、1本はウインカステーの内径から通し(白い矢印の先)、もう1本はヘッドライトステーにある穴(赤い矢印の先)から、ヘッドライトハウジングの裏側へ通します。

ヘッドライトステーに空いている穴は、元々純正のウインカーステーのピンがあった場所です。本来は、ウインカーステーの内径から2本の配線コードを通したかったのですが、スペース的に無理があったので、今回は上記の様に処置しました。
ウインカーからの配線コード2本を、ヘッドライトハウジング内に引き込みます。

2本の配線コードのうち1本を、まず分岐タップの方へ接続し、さらにもう1本を本来のウインカー端子の方へ接続します。

左右のウインカーそれぞれの配線を接続し終えたら、キーをONの状態にして、ポジション球がちゃんと点灯するのかチェックします。併せて左右のウインカー機能の確認も済ませておきましょう。

点灯が確認出来れば、あとはヘッドライトユニットをハウジングに装着するだけです。