ヘッドライトバルブ交換
用意するもの
・ヘッドライトバルブ(H4-12V60/55W)
・プラスドライバー
注目!
バンディット250のヘッドライトバルブは12V60/55Wというごく一般的な規格のものを使用しています(400ccのほうに使用されているバルブとはワット数が違うので一応注意しましょう)。口金の形状もH4という二輪車、四輪車を問わず一番ポピュラーな形なので、近所のホームセンターでも簡単に購入出来ると思います。四輪車用のもののほうが廉価で購入し易いのですが、二輪車用として販売されているバルブは振動に対して強いようなので二輪車用、四輪車用のどちらを選択するのかは懐具合と相談してから決めたほうが良いでしょう。
まずヘッドライトのバルブを交換するためには写真の大きい矢印で示しているネジをプラスドライバーで外さなければなりません。写真は車体の右側を写したものですが、車体の左側にも同様のネジがあるのでそのネジも外します。ネジが固くて外れそうもない場合にはマイナスドライバーを使用するなどして、決してネジの頭をナメてしまうことがないように注意しましょう。

左右のネジが外れたら、写真の小さい矢印のところからレンズ廻りが外れるので、上部にあるフック部分などに気を付けながら慎重に取り外します。
上記の作業を終えると、ヘッドライトバルブに左の写真の矢印の先にある灰色のソケットが付いているのがわかります。このソケットを配線などを傷めないように気を付けながらヘッドライトバルブから抜き取ってください。少々外れ辛くても、構造的にはただ挿し込まれているだけなので力を入れて引き抜くようにすれば必ず外れるはずです。

注意:ソケットをヘッドライトバルブから抜き取るとき、配線部分を掴むのではなく、ソケットを直接掴むようにして抜き取ってください。
ソケットを外すと、写真のソケットカバーも取り外すことが可能になるので外してしまってください。新しいヘッドライトバルブに交換後再度ソケットカバーを取り付けるときには、矢印で示した「TOP」と表示されている部分が上にくるようにして取り付けます。
ソケットカバーを外すと写真のようにヘッドライトバルブを固定している留め金が現れます。この留め金を外すことにより、古いヘッドライトバルブから新しいヘッドライトバルブへの交換が可能になります。しかしこのとき、絶対に新しいヘッドライトバルブのレンズ部分に直接手で触れたり、オイル等を付着させたりしないように気を付けてください。万一、レンズ部分に触れてしまうようなことがあればアルコールかシンナーできれいに汚れを拭き取ってしまいます。レンズ部分への油脂等の付着はヘッドライトバルブの寿命を著しく縮めてしまう原因になるので注意しましょう。
新しいヘッドライトバルブを取り付け、ソケットカバーも装着した状態が左の写真です。前述したようにソケットカバーの向きには注意しましょう。

あとはソケットにヘッドライトバルブの口金を挿し込み、車体にレンズ廻りを取り付けてネジで固定することで作業は終了です。一応最後にヘッドライトの光軸も点検しておきましょう。
【補記】

走行中にヘッドライトバルブのLOW側が切れてしまった場合は、応急処置としてヘッドライト上部に写真のように布テープなどを貼り、ヘッドライトをHI側にして走行する方法があります。しかしワインディングなどで近くにコンビニエンスストアもなく、布テープの入手が著しく困難な場合は、車載している工具でヘッドライトの光軸を可能な限り下に向けてから、布テープのときと同様にヘッドライトをHI側にして走行する方法があります。