エンジンオイル交換
用意するもの
・17mmレンチ
・ラジオペンチ
・ウエス
・エンジンオイル(2.7リッター/SF 10W−40)
・廃油処理用品
注目!
エンジンオイルの定期的な交換は愛車に長く乗り続ける為の必須条件です。劣化したエンジンオイルで走り続けることはエンジンの寿命を確実に縮めることになります。バイクにしても自分が本来持っている寿命を全う出来ずにツブされたくはないんじゃないかな。私の個人的な経験では高価なエンジンオイルを使用し続けるよりも、廉価なエンジンオイルであってもマメな交換を心掛けているほうがエンジンにとってははるかに良いようです。
最初に車体の右側のエンジン上部にあるオイルキャップを緩めます。比較的薄めの生地のウエスをオイルキャップに被せてから、ラジオペンチなどを使用することで簡単に緩めることが出来ます(外す必要はありません)。緩めたら、手でまた緩められるぐらいの力で締め直します。
次にオイルパンにあるドレンボルトを17mmのメガネレンチで緩めます(オイルパンはエンジンの最下部にあります)。ドレンボルトもオイルキャップと同様に緩んだことを確認したら、軽く締め直してください。

上記の作業が終われば暖機運転を始めます。エンジンを2〜3分間アイドリング運転してください。エンジンオイルの粘度が下がり、抜け易くなります。
暖機運転をしている間にオイルパンの下に廃油処理用品を用意しておいてください。そして暖機運転が終了して1分程経った後にオイルキャップを外し、ドレンボルトも外して、いよいよエンジンオイルを抜き取ります。この時、エンジンオイル及びエンジンが暖機運転によって高温になっていることに充分留意しておいてください。

エンジンオイルを抜き終われば、外してあったドレンボルトを締めて新しいエンジンオイルの注入作業に入ります(エンジンオイルと一緒にオイルフィルターも交換する場合は、エンジンオイルフィルター交換のページもあわせて見るようにしてください)。私の場合は写真のようなジョウゴを用意しました。
上記のジョウゴをオイルキャップがあったところにセットし、オイル缶からダイレクトにエンジンにエンジンオイルを注いでいきます。この方法は貧乏で横着な私独自のやり方なので、お金があるかたは素直にオイルジョッキを購入して使用した方が良いでしょう。ちなみにGJ77Aに必要なエンジンオイルの量は、2.7リッター(フィルター交換時には、3.0リッター必要)です。今回私はなるべく費用を安価に済ませたかったので、四輪車用のエンジンオイル(SL 10W−40・4リッターで3000円しないもの)を使用しました。
ちなみに‥
ジョウゴをエンジンにセットすると、このような感じになります。写真の矢印の先が、オイルキャップのあった場所になります。

ジョウゴの形状や大きさによって状況は変わるかとは思いますが‥私が使用しているジョウゴに限定して説明させて頂きますと、特にサポートがなくても、オイル注入口で姿勢は安定しており、脱落や落下の心配はありませんでした。
エンジンオイルは写真の矢印のところにある点検窓で確認しながら注入していきます。車体を垂直に立てた状態でFのレベルにまでエンジンオイルが達したら、オイルキャップを締めて約1分間アイドリング運転します。運転停止後1分程経ってから再び点検窓でオイルレベルを確認してください。恐らく先程よりオイルの量が減っているはずなので、再度エンジンオイルを注入します。このとき決してFのレベルを超えて注入しないように気を付けてください。注入後再びアイドリング運転をし、エンジンオイルの量を点検してLのレベルにも達していないようなら、もう一度エンジンオイルを注入します。以上の作業を繰り返し、LからFの間にオイルレベルが達すればエンジンオイルの交換作業は全て終了です。

エンジンオイル交換後しばらくは、走行前、走行後にドレンボルト周辺にオイル滲みがないか確認し、あわせてオイルレベルもチェックするようにしてください。