スリップオンマフラー交換
用意するもの
・12mmレンチ
・7mmヘキサゴンレンチ
・TH40 TORXレンチ
・スリップオンマフラー
・潤滑油(CRC5−56)
・パーツクリーナー
注目!
ついに念願の社外マフラーに交換することにしました。今回装着する社外マフラーはWR’Sのスリップオンタイプのものです。このマフラーはオールアルミ製のため、純正マフラーから交換することで車体の軽量化を図れることも大きな魅力ではありますが、何と言っても他社のマフラーに比べて低価格なことが最大の魅力です。またエキゾーストパイプの集合部以降の交換になるのでフルエキゾーストタイプのものに比べ作業工程が少なく、初めて自分でマフラーを交換する人にもお奨めです。

【部品番号: 0−40−SO3204 出荷時騒音自主規制値90db(インナーバッフル取り外し可)】
これが今回通信販売を利用して購入したWR’Sのスリップオンマフラーの全部品です。@サイレンサー、Aエキゾーストパイプの集合部からサイレンサーまでをつなぐパイプ、Bサイレンサーを支えるリング状の部品、以上の3つの部品が梱包されていました。

このマフラーはオールアルミ製なので、特にサイレンサーの部分はちょっとした力でヘコんだりしてしまう可能性があります。マフラーに限ったことではありませんが、通信販売での商品購入は商品到着時に必ず全部品の入念なチェックをするようにした方が無難です。

全部品のチェックが無事に終われば、この段階で@Aの部品を予め連結しておきます。
まず新しいマフラーを取り付ける前に純正のマフラーを取り外します。車体の右側にある矢印で示しているボルトを7mmの六角レンチで固定した後、その裏側にある12mmのナットをメガネレンチ等を使用して緩めてください。この段階ではナットは緩めるだけにとどめ、まだ外さないようにします。
次にエキゾーストパイプの集合部近くにあるパーツを固定しているボルトを外すのですが、このボルトはヘックスローブ規格のものでTORX(トルクスと読みます)レンチでないと外せません。四輪車などで一般の人が簡単に外せないようにしたい箇所(ex.エアバッグ付きのステアリング など)によく使われているものです。しかしそれ程特殊な工具というわけでもないので、ホームセンターなどでも扱っているところは結構あるようです。ちなみにレンチのサイズはTH40です。ただのT40だと中央に穴が開いていないため使用出来ないので注意してください。
先程7mmの六角レンチと12mmのレンチで緩めておいたボルトとナットを外し、いよいよ純正マフラーを取り外します。写真は純正マフラーを取り外した後のエキゾーストパイプの集合部です。古いバイクや走行距離が長いバイクであればある程サビや焼き付き等で取り外しが困難になると思います。潤滑油をエキゾーストパイプとの連結部分に充分に注入しつつ、サイレンサー部を左右に回すようにしながら同時に車体の後方に引っ張ることで外しやすくなるはずです。

純正マフラーを外し終えたら、写真の矢印で示している部分のサビや汚れをパーツクリーナー等を使用してよく落としておいてください。
純正マフラーを取り外した後、いよいよ新しいマフラーの取り付け作業に入ります。新しいマフラーをエキゾーストパイプとの連結部分に潤滑油を充分に塗付してから、慎重にエキゾーストパイプに差し込こんでいきます。このとき新しいマフラーの方だけではなく、エキゾーストパイプ側の連結部分にも潤滑油を付けるようにしてください。よりスムーズに差し込むことが出来、作業がはかどるはずです。余談ですが、今回私が取り付けたWR’Sのマフラーは純正マフラーで使用されていたガスケットのような部品をエキゾーストパイプとの連結部分に使わずにすんだので取り付け作業は比較的楽でした。従って写真の矢印が示しているパーツは取り付ける必要は全くありません。
最後にサイレンサーを支えるリング状の部品を純正マフラーのサイレンサー部を支えていた取り付け箇所に同様に取り付けることで作業は終了です。WR’Sのマフラーはサイレンサーのフィニッシュ部分に向きがあるので、個人のセンスでいろいろとフィニッシュ部分の方向を変えてみても面白いかもしれません。