シートカウル交換
用意するもの
・プラスドライバー
注目!
Banditに乗り始めてから、かなりの歳月が経過してしまいました(我ながら唐突な出だしだなぁ)。そこで思い切って大幅なイメージチェンジをMy Banditに施す決意をし、その一環としてシートカウル、フロントフェンダー及びガソリンタンクのカラーを変更することにしました。とはいっても永年付き合ってきたイエローという色にも愛着があるので、いつでもまた元のイエローに戻せるよう、塗装で色変更をするのではなく、今回は各部品を交換することによって色変更を完成させてしまおうという作戦です。

この作戦のポイントは費用をなるべく最小限に抑えることです。そのため私は各部品を某ネットオークションで入手し、塗装する場合と比較してもかなり低い出費で済むよう、努力しました。
まず最初にシートを車体から取り外します。

シートを取り外すと、写真のようにシートカウルをフレームに固定しているネジがあらわれるので、これらのネジをプラスドライバーを使用して4つとも完全に取り外してしまってください。このときネジも含めた周辺部品を決して紛失してしまうことのないよう、部品の保管については充分に注意をはらいましょう。
次にリヤフェンダーとシートカウルを固定しているネジを取り外します。これらのネジはリヤフェンダーの側にネジの頭があるので、ネジの落下・紛失には一応注意するようにしましょう。写真には2つのネジしか写っていませんが、車体の後方にも同様に2本ネジがあるので、合計4つのネジを取り外すことになります。
上記までの作業ではシートカウルはまだ完全にフリーな状態にはなりません。
シートカウルを完全にフリーな状態にするためには、写真の赤い矢印の先にあるテールランプの配線カプラーを外す必要があるのですが、写真の白い矢印の先にある金具がテールランプなどの配線類をある程度固定してしまっているので、そのままの状態で配線カプラーを外すのは非常に困難です。そのため写真の白い矢印の先にある金具を車体の前方に引っ張り出すようにして伸ばし、配線類を結束された状態から解放する必要があります(写真ではカプラーはすでに外された状態)。

あとはシートカウルをリヤフェンダーから持ち上げるようにすれば、車体からシートカウルを取り外すことは可能なのですが、このときシートカウルの両サイドにあるフック部分を破損してしまうことのないよう、慎重に作業を進める必要があります。
写真はシートカウルを取り外し終えた状態のものです。
大抵の人がシート下のスペースに車両に関する書類を収納していると思います。ですからシート等の部品を取り外した状態で、やむを得ない事情により車体から離れなければならないときには、必ず書類及び貴重品の類は一緒に持ち運ぶか、どこか安全な場所に保管するようにしましょう。
取り外したシートカウルです。
今回新たに取り付けるシートカウルには他の付属部品もセットになっていたので、取り外したシートカウルは写真の状態のままで、付属部品が紛失したりすることのないよう大切に保管しておきます。

新たに取り付けるシートカウルがカウル本体のみでその他の部品が一切付属していないような場合には、取り外したシートカウルからカウル本体以外の部品を全て取り外し、新たに取り付けるシートカウルのほうにそっくりそのまま移植してしまいます(テールランプに関しては下記を参照)。
次にシートカウルとテールランプを分離する作業に入ります。

とは言っても、シートカウルとテールランプを分離する作業は非常に簡易で、写真の矢印の先にある3つのネジを取り外すだけで、テールランプはシートカウルからフリーな状態になります。
シートカウルから取り外したテールランプです。
写真の矢印の先にある、ネジを固定するための金具はテールランプをシートカウルに固定するために絶対不可欠な部品ですから、紛失したり破損したりすることのないように充分に注意を払ってください。

あとはテールランプを取り外したときの作業を逆にたどり、新たに取り付けるシートカウルのほうに取り外してあったテールランプを組み付け、さらにそのシートカウルを車体にしっかりと固定することでシートカウルの交換作業は全て終了します。
最後に、、、

シートカウルの交換作業が終わっても、焦ってすぐに乗り出してはいけません。必ず走行前にキーをONの状態にして、テールランプが点灯するかどうかチェックするようにしてください。更にブレーキペダル(もちろんブレーキレバーでもOK)を踏んで、ブレーキランプの点灯も同時にチェックしておきましょう(Banditの後期型の場合、テールランプの常備灯がそのままナンバー灯も兼ねているので、常備灯の点灯さえ確認出来ればナンバー灯のチェックは不要です)。