・Ｔ２トルクスドライバー ・プラスドライバー ・マイナスドライバー ・ピンセット or 毛抜き ・新品のアナログパッド
モンスターハンターで遊んでいたら、徐々にアナログパッドに変調が現れました。 パッドが無入力の状態なのにも関わらず、アラ不思議。。ハンターくんは勝手にテクテクと右方向へ‥。「おいおいっ！勝手に歩き出すなよ！」とツッコミを入れても、彼はただひたすら右方向へ向かって、ウォーキングを続けます。 そんな状態なのにも関わらず、「ま、いっか！」の精神でしばらく遊んでいたのですが‥ついにハンターくん、暴走を始めるようになってしまいました。。グルグルグルグル、ひっちゃかめっちゃかに歩き回ります。 「う〜ん、さすがにコレではゲームを続けるのは不可能ダ。。」メンドくさがりの私もついに修理を決意しました。。 ※お金に余裕のある方や機械に弱い方は、ソニーに修理を依頼する方が無難ですよ。
	まず最初にＰＳＰの上部にある、２つの特殊ネジを取り外します。 この２つのネジは通常のプラスドライバーやマイナスドライバーでは、取り外すことが出来ません。トルクスドライバーと呼ばれる特殊工具を使用します。 使用するトルクスドライバーのサイズは一応Ｔ２‥です。 「一応」としたのは、ネットで調べたところ、Ｔ２以外のサイズを使用している人もいるようなので‥。
	今回、ＰＳＰを分解するために購入したトルクスドライバーです。 このドライバーを上述の特殊ネジに差し込むと‥あれっ !? スッカスカです !! 無理にコジるとナメてしまいそうなので、ドライバーに加工を施すことにしました。加工‥といっても特別なことをするワケではなく、先端がネジ穴にフィットするまで、ただひたすらにヤスリで削り落とすだけです。 ゴシゴシゴシ‥鉄ヤスリでケズること２０分‥。 ようやくネジ穴にフィットするところまで、漕ぎ着けました。写真の赤い矢印の部分をご参照ください。努力の結晶ですっ！（笑）
	次はＰＳＰの下部にあるネジを外します。 このネジは通常のネジなので、通常のプラスドライバー（サイズ：＃００）を使用して取り外します。ネジ穴をナメることのないよう、注意しながら作業を進めてください。力が上手くかからないようようであれば、サイズの大きいドライバーを使用するのも手です。
	ＰＳＰの裏面（液晶画面の無い方）です。 写真の矢印の先もネジで固定されています。 プラスドライバー（サイズ：＃００）を使用して、取り外してください。力が上手くかからないようであれば、１サイズ大きいドライバーを使用してみるのも手です。ただしその場合は作業中にドライバーが周囲の部品を傷付けることがないよう、充分に注意してください。 電池パックのカバーを取り外すと、黒い電池パックが現れます（電池パックのカバーは手で力を加えてスライドさせると、簡単に外れます）。
	電池パックを取り外します。 電池パックの右上にある、ツメの部分を持ち上げるように手前に引くと（←この表現、わかりにくい？笑）、簡単に取り外せます。 電池パックを取り外すと‥ネジとシールが現れます。 ネジ（白い矢印の先）をまず、今までの作業の要領でちゃっちゃと取り外してしまいましょう。 ネジを外し終えたら‥次は青い矢印の先にあるシールをはがします。 実はこのシール‥ＰＳＰ本体とフェイスパネルを固定している、最後のネジを保護しているのです。このシールをはがしてしまうと、メーカーの保証及び修理を受けられなくなります。‥心の準備はいいですか？（笑）
	この文章を読んでいるということは‥ 心の準備が出来たものと看做します（今ならまだ引き返せますよ？）。 上述のシールの角っこをマイナスドライバー等を使用して、ジャブ程度に軽く浮かします。浮き上がったら、浮いた部分を爪でつかみ、ベリベリとめくっちゃってください。シール自体に強度があるので、苦労することなくはがせると思います。 シールをはがすと‥写真のようにネジが現れます。 今までのネジと同様、プラスドライバーで取り外しちゃってください。このネジを取り外すと‥フェイスパネルは完全にフリーな状態になります。
	写真はフェイスパネルを外した、ＰＳＰ本体です。 ＰＳＰの中身はこうなっていたのか‥年甲斐も無く（？）ちょっとドキドキです。。（笑）ムキ出しになった液晶パネルに各ボタンが「どうだッ！」と言わんばかりに私を挑発してきます‥（←ナンのこっちゃ !? ）。 冗談はさておき‥ フェイスパネルを外したので、次の作業に移りたいと思います。 写真の青い矢印の先にあるネジを、プラスドライバーを使用して取り外してください（取り外したネジは落としたり、紛失したりするコトがないよう、慎重に取り扱いましょう）。ネジを外せばアナロクパッドはフリーな状態になります。周囲の部品との構造・関わりあいを充分に理解した上で、本体からアナログパッドを取り外してください（ムリに取り外そうとすると、ＰＳＰの機能を損なう恐れがあります）。
	某ネットオークションを利用して購入した、アナログパッド及びドライバーのセットです（ちなみに写真に写っているアナログパッドは取り外した、古いモノです。アナログパッドの交換後にこの画像を撮影しました‥）。 あ、ちなみに‥ドライバー（トルクスドライバーとプラスドライバー・各１本ずつ）は、パッケージの裏面にパックされています。 さらに‥アナログパッドにかぶせるボタン（？）も計５色用意されています。新しいモノに交換するも良し、今まで使用していたボタンを使用するのも良し！です。
	新しいアナログパッドを取り付ける前に‥ 古いアナログパッドから導電ゴムを取り外し、新しいアナログパッドに移植・セットします。導電ゴムは無色・透明なので、移植の作業中に紛失することがないよう充分に注意してください。ピンセットもしくは毛抜き等で導電ゴムをつまみ、そのまま新しいアナログパッドの方へ移します（導電ゴムは写真の赤い矢印の先にあります）。 導電ゴムを移植し終えたら、いよいよ新しいアナログパッドの取り付けです。 ＰＳＰの他の部品に負荷をかけないよう、慎重に作業を進めてください。アナログパッドのセットに成功すれば、あとはパッドをネジで固定するだけです。