ポジションランプへの配線
用意するもの
・電工ペンチ(なければラジオペンチで代用)
・ラジオペンチ
・カッター
・検電テスター
・12mmレンチ
・プラスドライバー
・分岐タップ
・カプラー(両極)
・カプラー用平型端子(オス/メス 2対)
・ギボシ端子(オス/メス 1対)
・クワ型端子(8パイ)
・配線用コード
注目!
新しく装着したマルチリフレクターヘッドライトには、ポジションランプが付属していたのですが、私のBanditにはポジションランプ用の配線が元々用意されていないこともあって、取り付けの際にはあえて見て見ぬフリをキメこんでしまいました(笑)。

しかし折角付属しているモノを使用しないというのは、なにやら勿体無いような気もして、ポジションランプの点灯化を密かに計画(別に秘密にするような事柄でもないのですが・・ )。

作業自体は検電用のテスターさえあれば、それほど難しいものではありません。ただし配線の方法には多少留意する必要があります。ポジションランプへの配線が完了した後も、ハウジングからヘッドライトユニットを取り外す際に、簡易に分離出来るような配線方法が望ましいです。
まず最初にヘッドライトユニット側の配線に、カプラー用の平型端子を接続します。接続には電工ペンチを使用します。

この際、オス・メスどちらの端子を使用しても構いませんが、2本の配線ともオスならばオス、メスならばメスに統一して接続するようにしてください。ただし使用するカプラーによって、端子の接続方法などには差異のある可能性があります。ご自分で用意されたカプラーの使用方法・趣旨を、よく理解なさった上で作業を進めるようにしてください。

接続した端子のオス・メスの如何によって、カプラーのオス・メスも自動的に決まります。
次は配線に接続した平型端子に、カプラーを取り付けます。

取り付ける際、端子がカプラーへスムーズに挿入出来ない場合は、先の細い工具等で端子部分をゆっくりと押すようにしてみてください。必ず挿入出来るはずです。配線コードを指でつかんで、無理やり端子をカプラー内に押し込もうとすると、悲しい結果を招くことになるかもしれません。
ヘッドライトハウジング側に接続する配線類です。

上記までの作業と同様に、2本ある配線コードの片側にはカプラー用の平型端子及びカプラーを取り付けます。

そしてカプラーの反対側には、それぞれギボシ端子のオス及びクワ型端子(8パイ・写真の矢印の先)を接続します。接続には電工ペンチを使用してください。

今回はヘッドライトユニット側の赤い配線コードに、ギボシ端子を取り付けたコードが接続されるようにしています。
ヘッドライトハウジング内の画像です。

ポジションランプの電源は、キーをONにした状態で、電通のある箇所から取り出します。電通の有無は、検電テスターを使って、確認してください。
今回はメーターの照明用の電源コードから、分岐タップを使用して電源を取り出しています。

上記の電源と共に、アース線を接続する箇所も必要です。
今回は接続箇所に、写真の矢印の先にある、ハウジングを車体に固定しているボルトを選択しました。このボルトに使用するレンチのサイズは12mm、工具はメガネやソケットよりもスパナの方が使いやすいでしょう。
先ほど製作しておいた、ハウジング側の配線類を接続します。

電装系の部品を接続する際の鉄則通り、プラス側の配線であるギボシ端子をまず最初に取り付け、次にマイナス側の配線であるアース線を前出したボルトに固定します。8パイのクワ型端子を使用していれば、問題なく取り付けることが出来るでしょう。
次にポジションランプの配線(ヘッドライトユニット側)とヘッドライトバルブにそれぞれハウジング側(車体側)のカプラーを接続し、キーをONの状態にして、バルブの点灯チェックを行います。

バルブの点灯が確認出来れば、あとはヘッドライトユニットをハウジングにおさめてネジで固定するだけです。

以上でポジションランプの点灯化に伴う全作業は終了です。もしヘッドライトユニットが上手くハウジングにおさまらない場合は、ハウジング内の配線類をヘッドライトユニットに干渉しないよう、空いているスペースに逃がしてあげてください。