車体のジャッキアップ
用意するもの
・四輪車用車載ジャッキ
・厚手の布
注目!
センタースタンドの付いていないバイクを整備するときに非常に便利な方法です。四輪車用の車載ジャッキを使用して簡単に後輪を宙に浮いた状態にすることが出来ます。私はバイク屋のお兄さんがこの方法でバイクを整備しているのを見て以来、チェーン交換など後輪を浮かす必要のある整備全てにこの方法を用いていますが、今のところ支障があったことは一度もありません。しかし車体が安定した状態であるとは言い難いので、ジャッキアップ後の整備作業では常に車載ジャッキとジャッキアップポイントの状態に注意を払う必要があります。
まず四輪車用の車載ジャッキを用意します。持っていない方はホームセンターやカー用品店などで購入するか、もしくは中古品でも構わないという方は四輪車の解体屋さんで購入するようにしてください。比較的安く購入することが出来るはずです。

注意!: 実際に車体に接触する部分(写真の矢印で指し示している部分)がなるべく平坦且つ面積の大きなものを用意するようにしてください。ジャッキアップ後の車体の安定につながります。
ジャッキアップするときに車体にキズが付くことを嫌う方は、写真のようにジャッキの上に厚手の布を被せてから使用してください。こうすることにより車体のジャッキアップポイントにキズが付くことを防げます。
私としては車載ジャッキはオイルパンにかけることをお薦めします。ただしオイルパンにジャッキをかける場合でも、写真の赤い矢印で示しているオイルドレンボルトにジャッキをかけては絶対にいけません。なるべくオイルドレンボルトから離れた場所をジャッキアップポイントに選ぶようにしてください。理由はジャッキアップ後の整備作業で万が一ジャッキから車体がずれてしまうようなことがあっても、ジャッキがオイルドレンボルトと接触してしまう可能性を低くすることが出来るからです。