マフラー番外編 インナーバッフル取り外し
用意するもの
・5mm六角レンチ
注目!
WR’S オールアルミスリップオンマフラーはインナーバッフルを取り外すことで、その本来の性能を100%発揮することが可能になります。しかし反面、排気音量の大幅な増大、エンジントルクの減少といった現象も避けられないので、インナーバッフルについてはTPOに応じた使い分けが必要となってきます。またマフラーの使用期間が長ければ長いほどサイレンサー部分に使用されているグラスウールが劣化しているはずなので、使い込んだマフラーの場合インナーバッフルを取り外した後の排気音量には特に注意を払う必要があります。
インナーバッフルの取り外し作業は、いたって簡単です。ものの1、2分もあれば初めての人でも取り外し作業を終えることが出来るでしょう。

まず最初はインナーバッフルを確認する作業から始めます。インナーバッフルは、マフラーのサイレンサー部分の後部に取り付けられているので、車体の右後部からサイレンサーの中をのぞくようにすれば、すぐに見付けられるはずです。まれに走行中に脱落してしまうこともあるようなので、写真の矢印の先にある部品がちゃんと装着されているかどうか念のため確認しておきましょう。
写真の矢印で示しているボルトによって、インナーバッフルはサイレンサー後部に固定されています。このボルトを外せば、インナーバッフルはフリーな状態となり、サイレンサーから取り外すことが出来るようになります。ボルトは5mmの六角レンチを使用して取り外してください。
取り外したインナーバッフルです。
排気ガスによって真っ黒にすすけてしまっていますが、、、

インナーバッフルの主要な役割りは排気音量を減少させることなのですが、副次的な効果として、エンジンのトルクを上昇させてくれています。しかしその分、エンジンを高回転まで回した時には、排気効率の大幅なダウンという現象を招いてしまいます。
インナーバッフルを取り外した後のサイレンサー後部です。
インナーバッフルがなくなったことで、サイレンサーの内部がよく見えるようになり、フィニッシャー部分まで同径のパイプによってストレート構造になっていることがしっかりと確認出来るようになります。

再びインナーバッフルを取り付ける場合は、取り外しの逆の作業手順を辿ればOKです。ただしインナーバッフルをボルトで固定する際、走行中の振動でボルトが緩んでしまうことのないようキツめのトルクでしっかりと締め付けるようにしましょう(しかし締め過ぎにはくれぐれも注意!)。また定期的にボルトの緩みがないかチェックすることも必要です。