ブレーキレバーのキズの補修
用意するもの
・#400 サンドペーパー(耐水である必要はありません)
・#600 耐水サンドペーパー
・食器用汚れ落としスポンジ
・塗装用マスキングテープ(今回はガムテープで代用)
・キッチンタオル
・水
注目!
バイクで知人の家を訪ねるために走行中、横断歩道の手前で一時停止していたら、後ろから突然車に追突されてしまいました。そのとき、バイクは右側に横転して、追突されたダメージ+転倒した際のダメージまで負ってしまったのですが、フロントブレーキレバーのキズに関しては前々からあるキズと今回の事故で負ったキズとの判別がつき難いとのことで、相手方の保険屋の物損の対象とは成り得ず、やむなく自分で補修することになりました。
キズの補修のやり方は至って簡単かつシンプルなもので、ただひたすらキズをやすりで削り落としていくだけです。しかしキズの深さが3mmを超えるような深いものである場合は、アルミパテなどを盛ってからやすりがけの作業に入ることになりますので、フレームやマフラーの補修のページのほうを参照してください。
まずキズの程度の確認をします。
写真の○で囲ってある部分が今回の補修の対象にあたる部分なのですが、正直写真からはキズの程度はよくわからないと思います(写真の撮り方が悪くてすいません)。ですから文章でキズの程度のおおまかな説明をしたいと思うのですが、キズの箇所は8ヶ所前後、長さは長いもので7mm程度、深さはどの箇所のキズも2〜3mmといったところです。とくにエグれたような深いキズがないことがせめてもの救いとでもいったところです。
ここからが実際の補修の作業です。
まずキズの周辺部を塗装時に使用するマスキングテープやガムテープなどで、やすりがけの際に誤ってキズをつけてしまうことがないようにテーピングして保護をします。私の場合はキズの箇所から3mmほど離れたところにテーピングするようにしています。

次にやすりがけの作業に入るのですが、最初に使用するやすりは今回使用する中では1番目の粗い#400のサンドペーパーです。このやすりでキズをほぼわからなくなる程度まで削り上げていき、次に水を用意してから#600の耐水サンドペーパーで更にきれいに削っていきます。ときどきキッチンタオルなどで補修箇所を拭き取り、その時々の補修状況を確認しながら作業を進めるようにしたほうが仕上がりがよりきれいになると思います。そして最後に食器用の汚れ落としスポンジ(写真)で補修箇所を磨けば作業はほぼ終了です。
ついに最終工程です。
キズ(補修箇所)の周辺部を覆っていたマスキングテープもしくはガムテープなどをはがして、補修箇所とテープで覆われていた周辺部との色合いなどを見比べてください。おそらく古いバイクであればあるほど、補修箇所の方が色ツヤがよくなってしまっているはずなので、テーピングされていた部分にも軽く食器用の汚れ落としスポンジをあてて、補修箇所との色ツヤを合わせるようにします。

以上で補修作業は全て終了なのですが、全作業を通して注意しなければいけないポイントは、キズを削る際、レバーの持っているまるみを無くしてしまわないように、直線的に削るのを我慢することです。