バッテリー交換・着脱
用意するもの
・10mmレンチ
・プラスドライバー
注目!
バッテリーを充電の済んだ新品と交換します。交換作業自体は決して難しいものではありませんが、作業手順を誤ると電装系の部品にショート等の重大な事態を招く恐れがあります。ですから作業は決してぞんざいにすることなく、手順を厳守した上で慎重に行ってください。
まず最初にバッテリーの上にある小物入れを取り外します。
写真の矢印の先にある2本のネジをそれぞれプラスドライバーを使って取り外してください。取り外したネジは紛失してしまうことのないよう大切に保管しておきましょう。

ネジを取り外すことが出来れば、小物入れは上に持ち上げるだけでそのまま車体から外せます。
小物入れを取り外すと、バッテリー本体が現れます。
Banditの後期型の場合、バッテリーはバッテリーケース等で固定されているのではなく、リヤフェンダーにただ置かれているだけの状態です。ですからバッテリー端子さえ取り外すことが出来れば、バッテリーはそのまま車体から取り外せます。

バッテリー端子は必ずマイナス側から取り外します。赤い矢印の先にあるのがマイナス端子です。リヤフェンダーにもバッテリー端子の種別が直接刻印されているので、参考にして下さい。端子の取り外しには10mmのレンチを使用します。

マイナス端子を取り外した後は、今度はプラス側の端子をマイナス側と同様に取り外します。白い矢印の先にある赤い絶縁カバーをめくると、プラス側の端子が現れます。
上記までの作業でバッテリーは車体から完全にフリーな状態です。しかしリヤフェンダーからバッテリーを取り外すのには多少のコツが必要なので、以下に説明します。

バッテリーは単純に上に引っ張り上げようとしても、なかなか取り外すことは出来ません。写真の赤い矢印のところから左手の指を差し入れ、バッテリーの底を上に押し上げるようにしつつ右手でしっかりとバッテリーの上部をつかんで外すと、作業が随分と楽になるはずです。逆にバッテリーを設置するときには、写真の赤い矢印の先から予め指を差し入れておいて、バッテリーをサポートしつつ慎重にゆっくりとリヤフェンダーに置くようにしてください。左手の指をサポートしておくのを忘れると、バッテリーの重みが急激にリヤフェンダーにかかることになり、フェンダー側に多少の負担をかけてしまいます。
バッテリーを取り外した状態です。

バッテリーの取り付け作業は取り外しの手順を真逆にたどります。ですから端子をバッテリーに接続する際には今度はプラス側の端子から先に始めます。